「英語を話せるようになりたい」と思ったことはありませんか?

そうは思っても、自力で英語を習得するのは難しいですよね。

 

英会話には、英語を聞き取る「英語耳」と、英語を正しい発音・アクセントで話す「英語口」が欠かせません。

どうやったら英語耳と英語口を手に入れることができるのか疑問をお持ちの方のために、こちらの記事では英会話を上達させるために重要な4つのポイントをご紹介いたします!

また、英会話のレベルアップを助けてくれるアプリやプログラムもご紹介いたしますので、ぜひご活用ください。

 

英会話の効率的な上達法とは?

 

 

「留学したいけど、英語が話せないから諦めよう」

「独学で英会話をマスターしたいけど、勉強の仕方が分からないや」

こんな風に思ったことがある方はいませんか?

学校で英語を毎日のように習っていたはずなのに、英語が聞き取れない・英語で話せないという苦い経験をしたことがある方は多いと思います。

 

なぜかというと、学校で学ぶ英語はリーディングとライティングに特化しており、反対にリスニングとスピーキングにあまり力を入れていない場合が多いからです。

学校での英語の授業を思い出してみてください。

単語帳のテストが毎週あったり、英作文の宿題が出たりということは記憶にあるかもしれませんが、英会話の授業は週に一度、もしくはほとんど行われなかったのではないでしょうか?

 

英単語を暗記していたり英文法を知っていることは非常に重要です。

しかし、その先のリスニング力とスピーキング力も手に入れないと、英語を話せるようにはなりません。

ではどうやってリスニング力とスピーキング力を伸ばしたら良いのでしょうか?

以下では、英会話に必要な「英語耳」と「英語口」を手に入れるためのポイント・テクニックを4つご紹介いたします!

 

1.  日本語には無い音を学ぶ

 

英会話に大切な英語耳と英語口をつくる上で非常に重要なことの内の1つに、「英語の音を知っておく」ということがあります。

日本語にはア・イ・ウ・エ・オの5つの母音が基本となって50音が出来上がっていますが、英語には日本語にない音が多くあり、なんと母音は26個、子音は24個もります。

そのため、英語にしかない音を理解しておかないと、「apple」を「アップル」と発音してしまうように、日本語の50音のみで構成されたカタカナ英語を話してしまうことになるのです。

 

正しい英語の音を学ぶのにオススメなのが、英語辞典や単語帳に載っている「発音記号」をチェックすることです。

発音記号の部分には、それぞれの文字の音や単語のアクセントが記載されています。

先ほど例に出した「apple」の発音記号は「’apəl」となっており、たとえば「l」の部分に注目すると日本語の「ル  (lu) 」とは異なり母音がありませんよね。

子音だけでできている音に無理やり、日本語のように母音をつけてしまうと一気にカタカナ英語に聞こえてしまいます。

また、「a」の前に付いている小さな点はアクセントを表しており、「a」の部分にアクセントを置いて発音するのが正しいことが分かります。

このように、発音記号を見ると英語らしい発音やアクセントについて確認することができます。

なお、発音記号を見てもどのような音なのか分からないものもあると思いますが、そういう場合は電子辞書やオンライン辞典などを使用して、実際に音を聞いて学ぶのが効果的です。

オススメなのは、新しい単語を思える際にその単語の発音も一緒に覚えることです。

発音記号を確認したり録音音声を聞いたりしながら正しい音を学ぶことで、英語で会話をしているときによりナチュラルな発音で会話ができたり、相手が言った内容をより正確に聞き取ることができるようになったりします。

 

2.  リンキング

 

発音とともに英会話のレベルアップに重要なものが「リンキングを意識する」ということです。

リンキングとは、隣どうしの単語と単語をつなげて発音することを言います。

日本語では「私の 好きな 食べ物は りんごです。」というように隣どうしの単語やフレーズは離れ離れですよね。

ですが英語は反対で、単語やフレーズがとにかくくっついて発音されます。

たとえば「What do you mean?  (どういう意味ですか?) 」という英文を「ワット ドゥー ユー ミーン?」と発音してしまうと、一気にカタカナ英語になってしまいます。

そうではなく、発音する単語と単語の間に空白の時間ができないように「whadayamean?  (ワダヤミィン?) 」くらいのくっつき具合で話すと、自分が思っている以上にナチュラルな英語に聞こえますし、相手がリンキングを使用しながら話している内容も聞き取りやすくなります。

 

3.  シャドーイングをする

 

発音記号を学んだりリンキングを意識したりするのも良いですが、もう少し具体的で実践的な英会話力の向上方法がしりたいですよね。

では実際にどんな風に発音をネイティブスピーカーのものに近づけたら良いのかというと、「シャドーイング  (shadowing) 」というトレーニングが効果的です。

シャドーイングとは何かと言うと、英語を聞き取りながら、「聞こえたものをすぐ口に出す」という作業のことを指します。

影  (shadow)  のようにくっついて追いかけるイメージです。

たとえば「There is an apple.」という文をシャドーイングする場合、文の最後の「apple」まで聞いてから「There is an apple.」と文を繰り返すのではなく、「There」という文頭の単語を聞いたらすぐにそれを真似して口に出していきます。

慣れてきたら「There」まで待たずに「Th」あたりが聞こえたらすぐに口に出し始める、ということもできるようになってきます。

このように、英単語や英語の文章などを聞き取りつつ聞いたことをすぐにリピートすることで、英語らしいリズムやアクセントを手に入れることができるようになります。

 

先ほどもご説明した通り、英語は隣どうしの単語がリンキングをすることが多いです。

なので、例文の「There is an apple.」を「ゼア イズ アン アップル.」というように日本語のリズムやアクセントのままでシャドーイングをしようとすると、どんどん英文の音声に置いていかれてしまうことに気づくと思います。

置いていかれないためには、英文の中で消える音・つながる音・短く発音される音などを例文の音声を真似しながらリピートしていく必要があります。

例文の場合であれば、「ゼアザナッポゥ.」のような感じの発音になっていれば大丈夫です。

初めはなかなか難しいかもしれませんが、繰り返し練習していくうちに、自然と日本語のカタコトなアクセントや平坦なリズムが減って、反対に本場の英語らしいリズミカルな発音に変わっていくでしょう。

また、発音やアクセントのレベルの向上の他にも、英語の文章を構成する力やリスニング力、読解力の向上にも効果があります。

 

シャドーイングをする際のポイントとしては、シャドーイングしたい文もしくは文章のスクリプトは見ないということが大事です。

あくまでも、耳で聞いたものをそのままの形でくり返すのがシャドーイングの基本なので、文字を見ずに耳に入ってくる「音」に集中して練習をしましょう。

まずは短いシンプルな英文からスタートして、少しずつ文の長さを長くしたり、文章の数を増やしたりしながら行うのが効果的でしょう。

初めは学校の教科書、市販の単語帳や英語のテキストなどについているCDに収録されている例文集を使用するのも良いですし、慣れてきたらYouTubeのビデオやNetflixの海外ドラマなどを視聴しながらシャドーイングを行ってみるのもオススメです。

また、後ほどシャドーイングに特化したアプリをご紹介しますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

 

4.  ディクテーション

 

シャドーイングと同様にオススメの英会話上達法が「ディクテーション  (dictation) 」です。

ディクテーションとは、英語を聞き取りながら、「聞こえたものをすぐに書き出す」という作業のことです。

実践する方法はいたって簡単で、必要なのはスクリプト付きの英語の文もしくは文章と、紙と鉛筆のみ。

まずは聞こえた英文を紙に書き出していきます。

初めは全文が聞き取れずに空欄ができてしまうかもしれませんが、少しでも空欄が埋まるように何度かくり返して英文を聞き続けましょう。

聞こえた単語のスペリングが分からないようであれば、日本語で書き出してしまっても大丈夫です。

こちらの作業を何度かリピートし、これ以上は聞き取りができないと思ったら、スクリプトを見ながら答え合わせをします。

間違って書き出していた部分や聞き取れなかった単語、スペリングが分からなかったものなど、スクリプトと見比べながらチェックしていきましょう。

そして、改めて英文を聞き直します。

このときは、上でご紹介した「シャドーイング」を行うのがオススメです。

こうすることで、ネイティブスピーカーの発音やアクセントを聞き取れるようになると同時に、自分が英語で話すときも英語らしい発音に近づけます。

 

「bag」と「bug」や「year」と「ear」のように、聞こえたと思った単語と実際にスクリプトに載っていた単語が、近いけれども異なっているということが出てくるかもしれません。

そういう場合は、それぞれの単語の発音記号をチェックしておくのも英会話上達への助けになります。

発音記号をきちんと確認することで、日本語にはない曖昧な音が多い英語をより聞き取れやすくなるだけではなく、自分の発音もネイティブスピーカーの発音に近いものになっていくはずです。

 

シャドーイング同様に、学校の教科書や市販のテキストなどから始めると良いと思います。

力がついてきたと思ったら、テレビやインターネットでネイティブスピーカーが話している動画を視聴しながらディクテーションしてみると良いでしょう。

ドラマや映画は、役者ごとにアクセントや話し方の特徴が大きく異なるので上級者向けですが、それらもディクテーションできるようなレベルに到達すると、留学先や出張先でネイティブスピーカーが何を言っているか簡単に聞き取れるようにいなっているはずです。

毎日15分程度で良いので、日々続けていくことで英語耳・英語口を作っていきましょう。

 

英会話の上達を助けてくれるアプリ・プログラム・講座はどれ?

 

 

ここまで、英会話を効率的に上達させるために意識すべきポイントやテクニックについて書いてきました。

なるほど〜!と思っていただけたら幸いなのですが、英会話力を伸ばすには、実際に上記のポイント・テクニックを実践できる場が必要ですよね。

そこで、「じゃあ実際にどんなアプリや講座を使ったら英会話のレベルアップにつながるの?」という疑問をお持ちの方のために、以下で英語力のレベルアップを図るのにオススメのアプリ・プログラム・講座をご紹介いたします!

 

本気の人の英語学習 えいご漬けMOKA

 

 

本気で英会話を上達させたい方にオススメなのが「本気の人の英語学習 えいご漬けMOKA」です。

2014年度に日本e-Learning大賞の「英語スピーキング部門賞」を受賞しているこちらのアプリでは、先ほどもご紹介した「シャドーイング」というテクニックを使用して英会話のレベルアップを助けてくれます。

シャドーイングのトレーニングにはおよそ4,000のダイアログが入っており、総センテンス数はなんとおよそ30,000にも及びます。

さらに、それぞれの英文に直訳と意訳が付いてくるので、文の意味やどんなシチュエーションで使えるのかが簡単にイメージできるようになっています。

 

また、単語を勉強できる「万単語計」というツールも入っており、7,300を超える英単語が頻度順に収録されています。

全ての英単語に音声と例文が付いているので、それぞれの単語の発音の仕方や文中での使用方法などが分かりやすくなっており、覚えた英単語を実際の英会話で使用しやすいような工夫がされています。

さらに、「文法/語順トレ」という新機能が追加され、通じる英語を話すために必要な基礎的な英文の構成ルールを学ぶことができるようにもなっています。

 

アプリの使用に関しては、無料で使用できるお試し期間後が7日間あり、その後も継続して使用したい場合は「利用チケット」というものを購入する必要があります。

利用チケットには30日・90日・1年の3種類があります。

また、事前に設定しておいた毎日の目標を達成するとコインをもらうことができ、コインを貯めると利用チケットと交換することができます。

 

「本気の人の英語学習 えいご漬けMOKA」でシャドーイングをコツコツ続け、スピーキング力・リスニング力の両方の向上を目指しましょう!

 

PLATO CORP.

 

ネイティブキャンプ英会話

 

 

「ネイティブキャンプ英会話」は、外国人と会話をしながら英会話のレベルを上げたいという方にオススメのアプリです。

こちらのアプリでは、英会話講師が常時スタンバイしておりレッスンの予約が必要ないので、急に予定がキャンセルされて時間ができたときや、遅れてくる友人を待っているときなど、時間が空いたときにレッスンを行うことができます。

さらに、毎週月曜日の2:00〜6:00のメンテナンス時間を除き、レッスンは24時間365日いつでも受けることができるので、朝早くでも夜遅くでも、レッスン可能な講師を見つけることは難しくはありません。

また、好きな時間に英会話講師と会話ができるのに加え、スカイプなどのテレビ電話用のアプリのインストールが必要が無いので、アプリを1つインストールするだけで簡単にレッスンを受けることができます。

 

7日間の無料お試し期間の後は、1か月5,500円の定額料金がかかります。

また、ファミリープランに加入した場合は1か月1,980円での利用が可能となっています。

「外国人の先生と会話をしたいけど、駅前の英会話教室は時間もお金も結構かかっちゃうなあ・・・」なんて思ったことがある方は、ぜひ「ネイティブキャンプ英会話」を試してみてくださいね。

 

NativeCamp Inc.

 

絶対話せる!英会話

 

 

3つ目にご紹介する英会話学習アプリは「絶対話せる!英会話」です。

こちらのアプリは、ネイティブスピーカーが実際の会話で使用している「生の英語」を学ぶことができるアプリとして人気です。

 

「もれなく付いてくる」や「同じページにいる」など、英語で言えそうで言えない、英会話に役立つ英語表現について、例文や音声を使用しながら学習できます。

英語のフレーズだけでなく、どうしてそのようなフレーズが使用されるのか、どのような状況で使うべきなのかなど、日本人には分かりづらい英語圏の文化や歴史的背景なども教えてくれます。

また、複数のネイティブスピーカーの録音音声をアプリ上で聞くことができますが、専用のウェブサイトを訪れることでさらに多くの録音音声のリスニングが可能となっています。

 

「ネイティブスピーカーとスムーズに会話をできるようになりたい」

「本物のネイティブスピーカーみたいに話せるようになりたい」

という方に「絶対話せる!英会話」はオススメです!

 

Yuko Kubota

 

ロゼッタ・ストーン

 

 

「ロゼッタ・ストーン」というものを使用した英語の学習方法を耳にしたことはありますか?

こちらは、現在世界中で大人気となっている言語学習プログラムなんです。

英語はもちろん、日本語、スペイン語、ポルトガル語など、全24種類の言語を学べる学習ソフトがそろっています。

ちなみに、英語はアメリカ英語とイギリス英語がそれぞれ用意されているので、ぜひ好きな方を選んでください。

 

アメリカ英語のプログラムには、語彙・発音・文法・ライティング・会話・マイルストーンの6項目が、レベル1からレベル5までに分かれて収録されています。

マイルストーンという項目ではネイティブスピーカーの発言を聞き、それに合う写真を選ぶものです。

どの項目も、録音音声に加え写真や絵を多用した学習やクイズなどを通して、目・耳・口など五感を使いながら英語を覚えていくことができ、着実なレベルアップが目指せます。

「ロゼッタ・ストーン」で学習をした後に、TOEICでスコアアップが難しいと言われている800点から900点にスコアアップした事例もあるそうです。

 

アメリカ英語・イギリス英語を学べるダウンロード版のプログラムはそれぞれ27,593円です。

先ほどご紹介した英語学習アプリなどに比べると高額ですが、購入後30日間の返品保証があり気に入らなければ返品できるので、安心して購入できますよね。

また、まとめ買いすると割引が付きお得に購入できるので、他の言語にも興味を持たれている方は複数のプログラムを購入してみても良いかもしれませんよ。

 

※「ロゼッタ・ストーン」のウェブサイトは コチラ から

 

duolingo

 

 

無料で英会話のレベルアップを図りたいという方にオススメなのが「Duolingo」という言語学習プログラムです。

こちらのプログラムでは、英語をはじめとした31か国語の学習ができ、プログラム上の34時間分の学習が大学の語学授業1学期分と同様の内容量に匹敵します。

単語や文法などの基礎的な内容から、発音やアクセントといったリスニング・スピーキングに役立つ内容まで、ポップなイラストやゲームを通して学習できます。

コースの豊富さや細部までこだわったデザインなど、無料とは思えないクオリティに驚いてしまうはずです。

 

また、「Duoliongo」のアプリ版も提供されており、こちらは世界中で最もダウンロードされている言語学習アプリなんです!

「iPhone App of the Year  (年間最優秀アプリ) 」を受賞したり「The Wall Street Journal」や「日本経済新聞」など名高いメディアから良い評価を得ていたりと、こちらも高性能・高評価となっています。

 

世界中の人が語学力の成長を実感しているプログラム「Duolingo」を活用して、英語耳と英語口を手に入れましょう!

 

※「duolingo」のウェブサイトは コチラ から

 

ECC ジュニア

 

 

「ECCジュニア」は、子どもから大人まで、楽しく英語を学びたいという方にオススメです。

レッスンを開始できる最少年齢は2歳となっているので、子どもに小さい頃から英語と日本語の両方を学ばせて「英才教育」を行いたいお父さんお母さんからも人気があります。

小さい子たちはビデオや歌、カードゲームなどを通して英語に慣れながら、少しずつ語彙力や英語を聞き取る力を伸ばしていきます。

小学生や中学生になると、専用のテキストを用いて単語・文法・発音などを本格的に学んでいきます。

また、先ほどご紹介したシャドーイングやディクテーションもレッスンの中に取り入れられており、英語が身につきやすい学習方法が採用されています。

ちなみに、小学校6年間のレッスン全体では合計で2,400を超える英単語を学び、これは公立中学校でならう単語数よりも多い数なんです!

もちろん大人も文法の復習からビジネス英会話まで、丁寧な授業のもとしっかり学ぶことができます。

 

なお、講師は日本人の場合がほとんどですが、英語のレベルは非常に高いです。

発音がキレイで英語の文法などの知識もあるだけでなく、日本の文化なども理解している講師ばかりなので、安心して受講できるはずです。

気軽に参加できる無料体験レッスンも行われているので、「ECCジュニア」が気になっている方は、ぜひお近くの教室でレッスンの予約を入れてみませんか?

 

※「ECCジュニア」のウェブサイトは コチラ から

 

以上、英会話のレベルを上げるためのポイント・テクニックと、オススメのアプリやソフトをご紹介いたしました。

こちらの記事がみなさんの英会話学習の力となれば幸いです!


https://flhouse.co.jp/article/250/english_conversation