高額な報酬がもらえることで人気の「治験」のアルバイト。
薬やサプリメントを飲むものから、数週間にわた流入院を必要とするものまで、様々な種類の治験があります。

「興味はあるけれど、治験の安全性が気になる」という方も多いと思います。
そこでこちらの記事では、治験でよくある仕事内容や治験の安全面についてご紹介していきたいと思います。
治験のアルバイトに興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね!

治験のアルバイトをしてみよう!

「なにか時給が高いアルバイトはないかな?」

「短時間でたくさん稼げるアルバイトをしたい!」

などと考えたことがありますか?

考えたことがあるという方にオススメしたいのが、「治験」のアルバイトです。

アルバイトの中でも特に報酬が高いことで有名な治験は、学生から社会人まで幅広い年代の人たちが参加している人気のアルバイトなんです。

ですが、治験の内容についてよく知らない方や安全性に疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

そこでこちらの記事では、治験のアルバイトについて、その仕事内容やメリットおよびデメリットなどをご紹介いたします。

治験のアルバイトを探すのに役に立つサービスもご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

治験バイトの仕事内容とは?

治験バイトとは?

そもそも、治験とは一体どのようなものなのでしょうか?

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターのウェブサイトによると、「「薬の候補」を薬として認めてもらうために患者さんにご協力頂いて、「薬の候補」の効果と安全性を調べる試験のこと」とあります。

つまり、薬やサプリメントなどの製造および販売の認証を受けるために、人間の身体でその効果および副作用、どれほど身体に取り込まれたか、などについてテストするということです。

たとえば、販売許可が欲しい薬のターゲットが「20代から30代の男性」であれば治験の対象も20代から30代の男性が受験者として募集されるように、治験の内容によって、年齢や性別、生活習慣などのデータをもとに受験の対象者が異なっています。

また、治験の実施期間も治験の種類によって異なり、「毎日1粒サプリメントを摂取する」というものから「3週間泊まり込みで実施する」というものまで大きな差があります。

ちなみに、泊まり込みで行われるタイプの治験では、朝昼晩の3食はもちろん、テレビや新聞紙、ゲームなどが提供される場合もあり、とても快適に過ごすことができるような環境が整っています。

さらに、治験のアルバイトは、提供された薬やサプリメントなどを1日1回から数回にわたって摂取するタイプのものがメインで、数時間から数日かけて行われるタイプのものも多くが週末に実施されています。

なので、平日は他のアルバイトを行いながら、朝に治験の薬を摂取したり週末に数時間の治験に参加したりという「掛け持ち」が簡単にできるのが、治験バイトの魅力の1つと言えるでしょう。

薬ができるまでの流れとは?

新しい薬が研究され、ドラッグストアの店頭に並ぶようになるまでには長いプロセスがあります。

そのプロセスの中で、治験は重要な役割を担っているんです。

以下で薬ができるまでの流れと、その中で行われる3種類の治験についてご紹介していきます。

・基礎研究

まずは、目標としている効果が期待できる「薬の卵」を研究して作成します。

・非臨床研究

次に、マウスやラット、ミニブタなどの動物を用いて薬の卵の効果や副作用について試験を行います。

・治験「第 I 相」

非臨床研究をパスした薬の卵は治験へと進みます。

第 I 相では、身体に異常がない健康な人たちを対象として、薬の卵の安全性や身体にどれほど取り込まれるかなどをチェックします。

・治験「第 II 相」

第 II 相では、特定の症状や特徴を持つ人たちのうちの少数を対象として、薬の卵の適切な使用量および使用頻度などをチェックします。

・治験「第 III 相」

治験の最終段階である第 III 相では、特定の症状や特徴を持つ人たちの大勢を対象として、薬の卵の効果や安全性、服用量などについてのラストチェックを行います。

・厚生労働省の審査

治験をパスした薬の卵には国によって厳正な審査が行われ、晴れて審査をパスした暁には製造承認を得て、新たな薬として国内での市販が開始できるようになります。

治験バイトに参加する際に気を付けるべきポイントは?

近年は、アルバイトとして気軽に行う人たちが増えており、だいぶ身近な存在となっている治験。

ですが、先ほどご説明した通り、摂取するのは「薬の卵」なので、完成された正式な薬ではありません。

もちろん副作用が出る可能性もあるわけです。

薬の卵の種類によっては、かゆみや腫れなどの肉体的な副作用のみならず、異常な疲労感や気分の落ち込みなどといった心理的な副作用も起こり得ます。

そういった副作用の可能性については、治験を開始する前の説明会や文書によってきちんと説明を受ける機会があるはずです。

説明された内容を踏まえて、薬の卵の危険性や副作用の可能性などを十分に理解してから参加することが大切です。

反対に、副作用などについてきちんと説明を受けられない場合は、その治験への参加を断るというのも選択肢に入れておくべきでしょう。

高報酬が期待でき、多くの人たちが参加している治験ですが、自分の身体の安全や健康には代えられません。

よく治験の内容を確認してから参加の可否を決めるようにすることがポイントです。

治験バイトのメリット・デメリットは?

メリット

・高額の報酬が期待できる

治験のアルバイトは報酬が高額なことで有名です。

日給に換算すると1万円から2万円ほど支払われることもあり、他のアルバイトに比べると高めの報酬となっています。

入院するタイプの治験では、拘束時間が長い分、報酬がさらに高額になりがちです。

・病気が治ったり改善したりすることがある

現在出回っている薬では完治が期待できない病気が、新薬の治験中に治ったり改善したりしたという事例があります。

他にも、研究機関からの指示にしたがって規則正しい生活を送っているうちに以前よりも健康になったという受験者も多くいます。

治験を通してさらに健康体になることができるかもしれないのは、嬉しいですよね。

・治験中にかかる費用は負担の必要がない

治験中に通院する際の交通費や検査費用などは、治験の依頼主側が負担してくれます。

指定された通院先までの交通費を心配せずに通院や検査を続けられるのでありがたいですね。

・辞めたいときはいつでも辞められる

治験は参加者の自由意志に基づいて行われています。

なので、副作用が大きすぎたり、これ以上続けられないと思ったりした場合は、治験の終了を待たずに辞退をすることができます。

デメリット

・説明された以外の副作用が起きてしまう場合がある

治験に参加する上で怖いのが副作用ですよね。

依頼主側は非臨床研究などの研究を行った上で、どのような副作用が起こるかもしれないかを詳しく説明してくれます。

それでも、予想外の副作用が出てくる可能性も0パーセントではないということを理解しておきましょう。

・普段の生活に制限がかかる場合がある

治験に参加中は、アルコールの摂取を禁止したり、適度な運動をすることを求められたりする場合があります。

なので、「絶対に自分の好きなものを食べて好きなことをして生活したい」という方にはそういった制限がある治験は向いていないでしょう。

ただ、プラスの面を見てみると、依頼主側からの指示に従って生活することで、体重の減少や血圧の降下などが起こることもあるので、より健康になれるかもしれません。

治験バイトにはどのようなものがあるの?

先ほどもご説明した通り、治験にはサプリメント類の摂取から宿泊まで様々な種類のものがあります。

以下では、よく募集されている治験バイトの仕事をいくつかご紹介いたします。

・花粉症

よく見かける治験バイトの内容で多いのが、花粉症に効く薬やサプリメントの影響を試すものです。

日本人のおよそ40から50パーセントがスギ花粉やヒノキ花粉などの花粉症に悩まされているとあり、花粉症に関する治験の数は他の種類の治験に比べて多くなっています。

「ドラッグストアで売っている花粉症の薬が効かなくて困っている」という方には、発売前の新製品を試してみるチャンスでもあるのでオススメです。

・コレステロール値

コレステロール値を下降させたり、コレステロール値の上昇を抑えたりする働きを持つ薬やサプリメントの摂取を行う治験もよく見かけます。

薬以外にも、「コレステロール値を下げる効果がる油」を使用して作られたパンを毎日食べるといった治験もあり、無理なく続けることができます。

現在のコレステロール値が正常値よりも高くなっている方は、参加中に劇的な効果が期待できるかもしれません。

・不眠症

日本人の5人に1人が悩んでいるという不眠症を、軽減したり改善したりする薬の効果を調べる治験も、これまで数多く行われてきました。

こちらの治験は入院を含むタイプのものが比較的多めで、就寝時の眠りの深さや睡眠時間などについて調べます。

検査機関で夜を過ごすことに抵抗がない方にオススメの治験です。

・湿布

口に入れるタイプ以外の治験も多数あります。

その代表例が、湿布などを身体に貼って効果や副作用を確認するというもので、決められた箇所に決められた時間貼り続けておくだけという簡単な内容です。

ただ、行う治験によってはかゆみや湿疹などが出るといった副作用の発生もあり得るので理解した上でしましょう。

治験バイトを探すときにオススメのサービス

ここまで、治験の基本情報や、治験のアルバイトの仕事内容、メリット・デメリットなどについてご紹介してきました。

最後に、以下では治験バイトを探す上で役に立つオンラインサービスをいくつかご紹介いたします。

治験に興味を持たれた方は、ぜひ以下のサービスを利用して治験を探してみてはいかがでしょうか?

治験JAPAN

「治験JAPAN」というウェブサイトでは、「安心かつ信頼できる治験実施機関のみ」を紹介しています。

公式のLINEに登録をすると、専任の治験コンシェルジュが付き、治験への参加から実施まできめ細かなサポートをしてくれます。

24時間365日、無休のサポート体制なので、気になることや不安なことがあったらすぐにメッセージを送ることができるので安心ですよね。

業界トップクラスの治験バイト案件数を誇るこちらのウェブサイトでは、気になる治験をすぐに見つけることができるかもしれません。

※「治験JAPAN」のウェブサイトへのアクセスは こちら から。

生活向上WEB

「生活向上WEB」は、国内最大の会員数を誇っている治験紹介ウェブサイトです。

こちらのウェブサイトでは、新薬の治験に加えて、健康食品やコスメ商品などのモニターとして参加して報酬を得ることができるようになっています。

ウェブサイトはシンプルで使いやすく、試験を実施する場所や受験者の年齢などを入力すれば、条件にあった治験を簡単に見つけることができるようになっています。

※「生活向上WEB」のウェブサイトへのアクセスは こちら から。

VOB

生活向上WEBと同様に、治験のアルバイトを紹介しているのが「VOB」というウェブサイトです。

こちらのウェブサイトは、登録者数は56万人以上、治験件数は通算で5,000件以上となっています。

紹介されている治験の内容には、アルツハイマー型認知症の発症を遅らせるものや、血圧を上げる作用のあるロールパンを食べるものなどがあり、幅広い種類の治験が紹介されています。

※「VOB」のウェブサイトへのアクセスは こちら から。

Indeed

世界最大級の求人案件紹介数を誇る「Indeed」では、治験のアルバイト案件も紹介されています。

Indeedは「求人案件の検索エンジン」と呼ばれることがあるほど、豊富な求人情報を掲載していることで有名です。

検索もいたってシンプルで、キーワード欄に「治験」と入れて、勤務地欄に自分の希望する勤務地を入力するだけです。

治験に使用される薬やサプリメントなどを輸送するなんていうアルバイトも掲載されているので、自分にぴったりな仕事を見つけて応募してみてください。

※「Indeed」のウェブサイトへのアクセスは こちら から。

以上、治験アルバイトの仕事内容やメリット・デメリットなどをご紹介させていただきました。

こちらの記事を通して、治験に興味をお持ちになりましたか?

治験のアルバイトをやってみようかなという方は、ぜひ上記のサービスを利用して仕事を探してみてくださいね!


https://flhouse.co.jp/article/287/clinical_trial